2016年12月24日土曜日

「3日で舞台をつくっちゃおう!」遊びの達人編[2日目]

「3日で舞台をつくっちゃおう!」遊びの達人編
2016年12月23日(金・祝)24日(土)25日(日)
遊びの達人 ディレクション:柏木陽(演劇家)明かり:西村充(茅野市民館コアアドバイザー)、音:片岡祐介(音楽家)

[2日目]12/24(土)
3冊の絵本をモチーフにした舞台づくりが始まりました。それぞれの世界観を、演出や明かり、音のプランのやりとりから、「ここはこうだよね」「だったらこちらはこうします」「誰かここやってくれないかなあ」…と、おもしろ楽しく形にしていきます。

昨日、講座のあとに達人たちで1時間ほど打ち合わせをしました。おもに、空間のことについて。3つとも違う空間にしようと、奇妙に意見が一致しました。その内容を映像で10分ほどご紹介。

マルチホールは客席にも照明を仕込めるのと、客席が移動できるんで、ホール全体を舞台としても使えます。

が、それには時間が必要なので、今回は額縁の舞台にします。額縁=プロセニアムの舞台。

プロに聞く、劇場・演劇の歴史。おおもとはギリシャ・ローマのオープンステージ。近代化のなかでプロセニアム型劇場ができ、電気を使った照明は100年ほど前から。何千年という演劇の歴史のなかでも新しい技術なのです。西村さん「大きな大きな額縁のなかに、照明機材の絵筆や絵の具を使って、大きな大きな絵を描くのが照明家の仕事です。」
今回は額縁ですが、音は客席を囲むようにしたいので、スピーカーを客席に仕込みました。
明かりの達人いち推し=②。CCC照明スタッフ、藤森さんの照明プランからつくっていきます。藤森さん「額縁のなかに、物語のなかの「気配」のある時空間をつくる。夜の話だけど物語はあったかい、それを大事にしたい」。
ホリゾント幕の前に紗幕。一枚モノです。「黒幕引くより真っ黒に見える」「ホリゾントに色を入れていくと奥深さが出てきます」。客電を落として夜の世界を体感。「幕一枚でこんなに変わるんだ」。
きれいな青

ここで音の話。片岡さん「サウンドシステムを導入しました。名付けて分身忍者サウンドシステム=BNSSです」。ぐるっと囲んでいるスピーカーがそれぞれマイクに対応していて、ここでしゃらららーっとやると、音が分身のように聞こえる!
片岡さん「ウインドチャイムを何かで一個一個たたくと、星のまたたきっぽくなる気がして」、藤森さん「では、明かりでは星は出さないでおきます!」。
参加者のいち推し=③。演者は柏木さん、片岡さん。ちょっとミュージカルのような感じ。こんな風にしてみようかなというのをやってみます。
柏木さん「女性の声があると。どなたか読んでいただけますか?」。ひとりずつ検証(というか読んでみる)。
「あと、幕を開ける係。これとっても大事。どなたかやっていただけますか?」。













 片岡さん「あと、みんなで歌をつくりたいです。この雰囲気でわいわい歌ってよいような感じの言葉を出し合ってみましょうか」。ケーキ…、いちご…、まちにまった…、うれしい…、ほわわん…、ふわふわ…。










  音の達人いち推し=①。これはもう、ガチャガチャと。柏木さん「みなさんに牛になっていただきたい。というか、ふさふさ、ばさばさがたくさんで動く。異常な部族みたいな感じになるといいな」。 …というわけで、ふさふさ、ばさばさをつくっています。










明日12/25(日)のショーイング(発表)は、予定より30分遅らせて14:00から、マルチホールにて開演します。静かで、にぎやかな、楽しいクリスマスプレゼントです♪ 発表後には皆さんのトーク。種明かしを含む、興味津々の内容になりそうです!
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◎3日で舞台をつくっちゃおう!遊びの達人編
12月25日(日)マルチホール
10:00~クリエイション
14:00~ショーイング
    終了後、トークあり

[遊びの達人]
◎ディレクション
柏木陽(演劇家)
辻野隆之(茅野市民館ディレクター)

◎明かり
西村充(茅野市民館コアアドバイザー)
藤森淳子(茅野市民館技術スタッフ)

◎音
片岡祐介(音楽家)
久保げしょ(茅野市民館技術スタッフ)

http://www.chinoshiminkan.jp/ccc/2016/gokko.html#geki

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